俺様パイロットは高嶺の花を暴きたい～恋情溢れる溺愛攻防戦～

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俺は、神楽　純平（かぐらじゅんぺい）。
今年30歳になった。
代々続く大手ゼネコン、神楽コーポレーションの副社長をしている。
弟の陽平は2個下で、専務をしている。

投資などで利益をあげ不動産も所有していることもあって、財力にはまぁまぁ余裕がある。

そして、うちの家系はみんな無駄に背が高い。
そんな俺も例外ではなく、186センチある。

元モデルの母に似たせいで、顔も悪くない。
そのせいで、いまだに外野がうるさい。


今日も、歩けば何故か道が開き、すれ違う女どもは悲鳴に似た声をあげる。


もう、見慣れた光景すぎていちいち気にもしていないが、それにしたって、ジロジロ見られるのは気分がいいものではない。

いつもは車だが、今夜は会合があって仕方なく置いてきたのだ。

そして、大都心に堂々とそびえ立つ、自社ビルへと颯爽とはいった。