こんな雨の中で、立ち止まったまま君は

12章「雨に消える人」

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　何を信じて　何を疑うか

　思いにとらわれると

　全てが見えなくなる



　あの時　消えていく君の姿を

　最後まで追えなかったのは何故だろう

　

　ただ僕は

　僕は

　伝えたかっただけなんだ



　見えなくなる

　あなたに腕を伸ばして


　



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