こんな雨の中で、立ち止まったまま君は
an epilogue
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希望なんてものは持たないほうがいい。
俺はずっと、そう思って生きてきた。
けれど。
これから先に未来があるのなら、
戻せない過去を嘆くよりも、前に進んだほうがいい。
少しでも強い気持ちがあるのなら、
なにかを信じて、一歩、踏み出したほうがいい。
形を変えてでも、
その願いはいつか叶うかもしれないから。
そう思うことができたのは、あなたと出会えたからです。
これまでの日々を……、あなたとの思い出を。
ひとつひとつ、こうして綴りながら気づいたこと、それは――
俺にはどうしても、あなたが必要だということでした。