何色でもない私をあなた色に染めて
ドッ…ドッ…ドッ…ドッ…
長くて細い綺麗な指先
時折いい香りがする
真っ直ぐ私を見てるであろう瞳
その視線から私は逃げてしまう
「VANILLA(バニラ)ちゃんお願いしまーす」
カシャッ…カシャッ…カシャッ…
「目線もう少し上にちょうだい」
カシャッ…カシャッ…
「そーそー…
…
VANILLAちゃん、恋する乙女の表情ください」
新しいリップのイメージキャラクターになった
キャッチコピー『恋する乙女の魔法』
恋する気持ちなんてよくわかんないよ
カシャッ…カシャッ…
「大切な人を想うようなカンジ
そーそー…いいカンジ…
VANILLAちゃんサイコー!」
カシャッ…カシャッ…
「ハイ!チェック」
私の大切な人
その人はカメラの先にいる
「ハイ!OK!
VANILLAちゃんお疲れ様でしたー!
めちゃくちゃ色っぽく撮れた
バニラちゃんの大切な人は
きっと年上だな〜…なんて
18歳の女の子にはセクハラか〜」
18じゃなくても
セクハラじゃない?
「お疲れ様でした」
長くて細い綺麗な指先
時折いい香りがする
真っ直ぐ私を見てるであろう瞳
その視線から私は逃げてしまう
「VANILLA(バニラ)ちゃんお願いしまーす」
カシャッ…カシャッ…カシャッ…
「目線もう少し上にちょうだい」
カシャッ…カシャッ…
「そーそー…
…
VANILLAちゃん、恋する乙女の表情ください」
新しいリップのイメージキャラクターになった
キャッチコピー『恋する乙女の魔法』
恋する気持ちなんてよくわかんないよ
カシャッ…カシャッ…
「大切な人を想うようなカンジ
そーそー…いいカンジ…
VANILLAちゃんサイコー!」
カシャッ…カシャッ…
「ハイ!チェック」
私の大切な人
その人はカメラの先にいる
「ハイ!OK!
VANILLAちゃんお疲れ様でしたー!
めちゃくちゃ色っぽく撮れた
バニラちゃんの大切な人は
きっと年上だな〜…なんて
18歳の女の子にはセクハラか〜」
18じゃなくても
セクハラじゃない?
「お疲れ様でした」
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