もう、好きにはなりません。


「あ……お、おはようございます……」


可愛い。頬を赤く染めてる姿も、声も、顔も、全部。


他の男に絶対見せないで欲しい。


「良かった。本当に俺のこと忘れてんのかと思った」


「……うん」


「それは、忘れてたってこと?」


ちょっと焦らした。意地悪したかった。ずっと下を向いたままの里奈。
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