君の心をみせて
『彰と、付き合うことになった』
『うまくいった!相談乗ってくれてほんとにありがと』
立て続けに通知を知らせた私のスマホには2人からのメッセージ。
「礼奈たち、うまくいったって」
夕日のさすカフェの一角で、目の前に座る啓斗にスマホを見せる。
今日また一緒に帰って、さっき、謝られた。
礼奈の話も、全部聞いたらしい。
全て勘違いだったことを知った啓斗は心の底から申し訳なさそうで、思わず笑ってしまうほどの焦り様だった。
「よかった」
「あの福原がずっと片思いだったとか、意外過ぎるよね」
私が何気なく発した言葉には啓斗は答えなかった。
〔俺もずっと片思いだったよ〕
「え」
思わず見えた心に反応してしまう。
『うまくいった!相談乗ってくれてほんとにありがと』
立て続けに通知を知らせた私のスマホには2人からのメッセージ。
「礼奈たち、うまくいったって」
夕日のさすカフェの一角で、目の前に座る啓斗にスマホを見せる。
今日また一緒に帰って、さっき、謝られた。
礼奈の話も、全部聞いたらしい。
全て勘違いだったことを知った啓斗は心の底から申し訳なさそうで、思わず笑ってしまうほどの焦り様だった。
「よかった」
「あの福原がずっと片思いだったとか、意外過ぎるよね」
私が何気なく発した言葉には啓斗は答えなかった。
〔俺もずっと片思いだったよ〕
「え」
思わず見えた心に反応してしまう。