添い寝だけのはずでしたが
迫られる決断と悪あがき
学祭まであと数日!
今日は午後から先生達の研修があるので休校となり、授業は午後で終了した。
そのあと少しだけ残って体育館の飾り付けをして、私たちがしなければいけない全ての作業が終わる予定。
クラスの催しは特に何もなくて、当日は他のクラスが企画したお店やイベントを周るだけなのでとても気が楽。
葵さまは相変わらず何も手伝っていないけどね……。
今日だって何もやらずにさっさと帰ってしまった。
それでも復習用の資料は作ってくれていて、個人的には頭が上がらない。
「最終テストをするね~。GO!」
「わあっ、綺麗!!」
このみちゃんの声に合わせて、体育館の照明が落とされた。
全体の暗幕を引き中を薄暗くして、床や壁にはLEDライトを点在させてイルミネーションっぽくすることに成功。
「上手くいって良かった。雰囲気いいね、ここで告白すれば良かったかな」
宇治山くんがそっと語り掛けてくる。
そういえばタイミングがなくて、まだ告白の返事ができていないんだった。
気まずい……。
「あのね、後で話があるの」
「ああ。じゃあそこで待ってる」
体育館の正面とは別のステージ付近にある入口を指差し、ふわりと笑う。
いい返事じゃなくてごめんなさい……。
再び照明を付けて解散した。
今日は午後から先生達の研修があるので休校となり、授業は午後で終了した。
そのあと少しだけ残って体育館の飾り付けをして、私たちがしなければいけない全ての作業が終わる予定。
クラスの催しは特に何もなくて、当日は他のクラスが企画したお店やイベントを周るだけなのでとても気が楽。
葵さまは相変わらず何も手伝っていないけどね……。
今日だって何もやらずにさっさと帰ってしまった。
それでも復習用の資料は作ってくれていて、個人的には頭が上がらない。
「最終テストをするね~。GO!」
「わあっ、綺麗!!」
このみちゃんの声に合わせて、体育館の照明が落とされた。
全体の暗幕を引き中を薄暗くして、床や壁にはLEDライトを点在させてイルミネーションっぽくすることに成功。
「上手くいって良かった。雰囲気いいね、ここで告白すれば良かったかな」
宇治山くんがそっと語り掛けてくる。
そういえばタイミングがなくて、まだ告白の返事ができていないんだった。
気まずい……。
「あのね、後で話があるの」
「ああ。じゃあそこで待ってる」
体育館の正面とは別のステージ付近にある入口を指差し、ふわりと笑う。
いい返事じゃなくてごめんなさい……。
再び照明を付けて解散した。