キンダンのあ・そ・び♡

ゲーム

「おはよっー」
「「おはよー」」

席に辿り着くと朝の爽やかな風が髪をくすぐる。とてもその風が心地よくて思わずうっとりしてしまう。

そうしている間に先生が教室に入ってきて、ホームルームが始まった。

ホームルームを終えると、次は古典の授業が始まる。

古典の授業をようやく乗り越えると中休みがやってきた。

「ねぇねぇ真季!!」

名前を呼ばれて振り返ると、クラスメイトの彩芽が立っていた。


「彩芽?どうしたの?」

「真季ってさ、禁断の遊びって知ってる?」

「禁断?」

「うん、例えばコックリさんとか」

「あー、なんかあいうえおーって書いて10円玉を動かすやつだっけ?」

「そうそう!今日の放課後これしないー?って大地が」

「えー」

正直、都市伝説系の遊びはしたくない。
周りに馬鹿みたいに思われそうだし。
まぁでも、少しだけならやってもいいかも。

「わかった。やろー」

「やったぁー!」

「大地ー!真季もやるってー!」

私がOKを出すなり、彩芽は大きな声で大地を呼んだ。
「お、まじ?ナイス彩芽」

「えへへー」

「じゃあ、今日の放課後この教室来いよー」

私はわかった、と頷いた。
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