30歳まで✕✕だった私はどうやら魔法使いになったようです
「あの、どうしたんですか?」
タイミングを見計らって美加が大翔に声をかけた。
「鍵が開かないんだ。おかしいな……」
何度もリモコンキーのボタンを操作しているが鍵はビクともしない。
「もしかして電池切れじゃないですか?」
リモコンキーの電池交換をつい忘れてしまってききが弱くなることはよくあることだ。
「そうなのかもしれないな」
困ったように頭をかく大翔を見て「あの、どっち譜面ですか?」と、更に声をかける。
「え? 僕は○○方面だけど」
その返答に美加はつい嬉しくなって微笑んだ。
自分と逆方向でも途中まで一緒に帰ろうと伝えるつもりでいたけれど、幸いにも同じ方面だ。
タイミングを見計らって美加が大翔に声をかけた。
「鍵が開かないんだ。おかしいな……」
何度もリモコンキーのボタンを操作しているが鍵はビクともしない。
「もしかして電池切れじゃないですか?」
リモコンキーの電池交換をつい忘れてしまってききが弱くなることはよくあることだ。
「そうなのかもしれないな」
困ったように頭をかく大翔を見て「あの、どっち譜面ですか?」と、更に声をかける。
「え? 僕は○○方面だけど」
その返答に美加はつい嬉しくなって微笑んだ。
自分と逆方向でも途中まで一緒に帰ろうと伝えるつもりでいたけれど、幸いにも同じ方面だ。