30歳まで✕✕だった私はどうやら魔法使いになったようです
大翔との接点があったことが嬉しくてたまらない。
それからふありはその作品についての会話で盛り上がった。

どのキャラクターが一番好きか。
どの回が一番好きか。

敵キャラに魅力は感じるかどうか。

気がつけば大翔が下車する駅が次に迫っていて、楽しい時間はあっという間に終わってしまった。

少しさみしい気もするけれど、美加の胸の中は充実感で満たされていた。
仕事以外のことでここまで趣味が合うとは思っていなかった。

「羽川さん、よかったらメッセージ交換しない?」
< 131 / 237 >

この作品をシェア

pagetop