30歳まで✕✕だった私はどうやら魔法使いになったようです
「どこか痛む?」
「右足が……」
立ち上がろうとしても自力では難しい。
完全にひねってしまったようだ。
魔法を発動してもいないのにこんなことになるなんて……、。
どうしようかと呆然としていたとき、ふいに体がフワリと浮き上がる感触があった。
何が起きたのかと理解する前にエレベーターの前に移動する。
「あ、ちょ、なにを……」
気がついたときには大翔にお姫様抱っこされていたのだ。
青ざめていた顔が一瞬にして赤く染まる。
信号機みたいにコロコロと顔色が変わる美加を、大翔は心配そうに見つめていた。
「このまま医務室へいく」
医務室はひとつ上の階にある。
「右足が……」
立ち上がろうとしても自力では難しい。
完全にひねってしまったようだ。
魔法を発動してもいないのにこんなことになるなんて……、。
どうしようかと呆然としていたとき、ふいに体がフワリと浮き上がる感触があった。
何が起きたのかと理解する前にエレベーターの前に移動する。
「あ、ちょ、なにを……」
気がついたときには大翔にお姫様抱っこされていたのだ。
青ざめていた顔が一瞬にして赤く染まる。
信号機みたいにコロコロと顔色が変わる美加を、大翔は心配そうに見つめていた。
「このまま医務室へいく」
医務室はひとつ上の階にある。