30歳まで✕✕だった私はどうやら魔法使いになったようです
☆☆☆

「はい、できた」
どうにか気持ちを抑えたまま包帯をまき終えて、大翔は大きく息を吐き出した。

女性相手にこれほどドキドキしたことはないかもしれない。
「あ、ありがとうございます」

ようやく作業が終わって美加も安心したように微笑んだ。
だけど足はまだ痛むようで、しばらく休んでから戻ることになったのだった。
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