30歳まで✕✕だった私はどうやら魔法使いになったようです
気になっている異性からのメッセージに体温は急上昇していく。
「と、とにかく返事出さなきゃ!」

既読がついた状態でいつまでも待たせるわけにはいかない。
既読スルーだと思われるのも嫌だった。

《美加:特にないですよ!》
他にもっと書き込むことが無いかと考えたけれど、なにも思いつかなくてそのまま送信する。

するとすぐに返事がきた。
ずっとスマホを手に持って美加からの返事を待っているかのような速さで驚く。

《大翔:羽川さんさえよければ、映画でも行かない?》
デートの定番である映画という単語が出てきて美加はその場で飛び上がっていた。
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