30歳まで✕✕だった私はどうやら魔法使いになったようです
☆☆☆

ずっと憧れだった人と付き合い初めてハッピーエンドと行きたいところだけれど美加にとてはまだ問題が残っていた。

魔法が使えることだ。
そもそもこの魔法が使えるようになったことが発端となって、大翔と急接近したのだから。

「脱処女したらきっと魔法は消えるよ」
と、麻子は言うけれど、そのためには脱処女しなきゃいけないわけで……。

「そんなの無理!」
トイレに立った美加は洗面台へ向けて叫んだ。

鏡の中美加の顔は真っ赤に染まっている。
ようやく異性と交際を始めたばかりの美加に脱処女なんてとっても遠いことのように考えていた。
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