30歳まで✕✕だった私はどうやら魔法使いになったようです
☆☆☆

仕事終わりに麻子が美加を連れてきたのは高級下着店だった。
きらびやかな店内に美加は目をチカチカさせる。

「いらっしゃいませ」
と出迎えてくれた店員さんは美人でスタイルもよく、まるでモデルさんみたいで更に緊張が高まる。

「この子の下着を見に来たんです」
麻子に背中を押されて一歩前に出ると、すぐにフィッティングルームへと通されてしまった。

いい下着選びはまず自分のサイズを知ることかららしい。
美加だって下着サイズは測ってもらったことがあるし、それを元に購入している。

けれど女性の体は日々変化するようで、前回計測したときよりもサイズが変わっていることにきがついた。
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