30歳まで✕✕だった私はどうやら魔法使いになったようです
最近のショッピングといえば昨日下着を買ったくらいのもので、ほとんどできていなかったのだ。
そろそろ新しいバッグなどが欲しいと思っていたところだった。

「少し遠いけど、海辺のショッピングモールに行こうと思うんだ」
「私あそこ大好きです」

車で1時間くらいかかる場所だけれど、夜になれば海辺がライトアップされてとてもキレイな場所なのだ。

巨大観覧車もあって、デートスポットとしても有名な場所だった。
「それならよかった」

はしゃぐ美加を見て大翔は笑う。
それから1時間のドライブもあっという間に終わってしまった。

会話が途切れることなく続いて、楽しい時間は過ぎていく。
「そっか、美加ちゃんはピアノを習ってたんだね」
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