30歳まで✕✕だった私はどうやら魔法使いになったようです
ショッピングモールの駐車場に車を止めて歩きながらふたりの会話は続く。
呼び方もいつの間にか『大翔さん』『美加ちゃん』に変わっていた。
「はい。でもなかなかうまくいかなくて、1年位でやめちゃいました」
小学校時代のことを思い出して美加は目を細める。
両親から進められてやりはじめたピアノだったけれど、どうにも美加には合っていなかったようで、ずっと簡単な曲の練習ばかりしていた。
苦い思い出も、大翔に話すことで楽しい思い出に変わる。
それからふたりは予定通りショッピングモールの中でブラブラと歩き回った。
大きなぬいぐるみの入ったUFOキャッチャーにチャレンジしてみたり、目についたカフェに足を向けてみたり。
美加がほしかった新作バッグを買うこともできて、随分と日もくれてきた。
呼び方もいつの間にか『大翔さん』『美加ちゃん』に変わっていた。
「はい。でもなかなかうまくいかなくて、1年位でやめちゃいました」
小学校時代のことを思い出して美加は目を細める。
両親から進められてやりはじめたピアノだったけれど、どうにも美加には合っていなかったようで、ずっと簡単な曲の練習ばかりしていた。
苦い思い出も、大翔に話すことで楽しい思い出に変わる。
それからふたりは予定通りショッピングモールの中でブラブラと歩き回った。
大きなぬいぐるみの入ったUFOキャッチャーにチャレンジしてみたり、目についたカフェに足を向けてみたり。
美加がほしかった新作バッグを買うこともできて、随分と日もくれてきた。