30歳まで✕✕だった私はどうやら魔法使いになったようです
☆☆☆
順調に仕事をこなしていた美加がデスクを開けたとき、ふとあのケシゴムが目に入った。
取り出して手のひらに乗せていろいろな角度からケシゴムを確認してみるけれど、何の変哲もない。
ためしにメモ書きを消してみると、ちゃんと消すこともできた。
「まぁだそのケシゴムが気になるの?」
麻子に言われて美加は慌ててケシゴムを片付けて苦笑いを浮かべた。
昨日のことは今でも引っかかっているけれど、勘違いとか見間違いだったかもしれないと思うようになっていた。
なにせ昨日は二日酔いで頭も痛かった。
そんなときに見たものを完全に信じる気にはなれなくなっていた。
「そんなことないよ。ちょっと、トイレ」
順調に仕事をこなしていた美加がデスクを開けたとき、ふとあのケシゴムが目に入った。
取り出して手のひらに乗せていろいろな角度からケシゴムを確認してみるけれど、何の変哲もない。
ためしにメモ書きを消してみると、ちゃんと消すこともできた。
「まぁだそのケシゴムが気になるの?」
麻子に言われて美加は慌ててケシゴムを片付けて苦笑いを浮かべた。
昨日のことは今でも引っかかっているけれど、勘違いとか見間違いだったかもしれないと思うようになっていた。
なにせ昨日は二日酔いで頭も痛かった。
そんなときに見たものを完全に信じる気にはなれなくなっていた。
「そんなことないよ。ちょっと、トイレ」