30歳まで✕✕だった私はどうやら魔法使いになったようです
ラブハプニング
美加が魔法を使えるようになったことは大問題だけれど、通常業務もしていかないといけない。
ふたりは上司に怒られる前に仕事へ戻ってきたので、具体的な作戦は立てられないまま終業時間になってしまっていた。
「大丈夫。私に任せて!」
子供がいる麻子は定時になればすぐに帰宅する。
が、今日は会社から出る前にそう言って自信満々胸を叩いてみせていた。
「なんだか不安だなぁ……」
30分ほど残業してから席を立った美加はため息まじりにつぶやく。
自分の能力のことが一番不安ではあるけれど、それよりも麻子のやる気っぷりの方が不安だ。
ふたりは上司に怒られる前に仕事へ戻ってきたので、具体的な作戦は立てられないまま終業時間になってしまっていた。
「大丈夫。私に任せて!」
子供がいる麻子は定時になればすぐに帰宅する。
が、今日は会社から出る前にそう言って自信満々胸を叩いてみせていた。
「なんだか不安だなぁ……」
30分ほど残業してから席を立った美加はため息まじりにつぶやく。
自分の能力のことが一番不安ではあるけれど、それよりも麻子のやる気っぷりの方が不安だ。