30歳まで✕✕だった私はどうやら魔法使いになったようです
「おぉぉー!」
美加は思わず拍手してしまった。

なんだかできそうな気がしてきた。
少なくても名前はちゃんと覚えて貰えそうじゃないだろうか。

「ただし、問題解決するときには稲尾さんが解決したように見せかけないとダメだよ? 美加が解決したんじゃ、相手のプライドを傷つけるかもしれないから」

なるほど、それは盲点だった。
「わかりました、頑張ってみます!」

俄然やる気になった美加が手を上げて敬礼のポーズを取ってみせたのだった。
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