30歳まで✕✕だった私はどうやら魔法使いになったようです
「ブレンドしなくてもよかったんですか?」
美加からの質問に大翔は目を丸くしてまばたきを繰り返す。
「あぁ、そうか。あのブレンドをしていたのも羽川さんだったんだね」
納得したように言われて美加は頷く。
同一人物だという認識もされていなかったのは悲しいけれど、それも今日で終わりだ。
美加は冷蔵庫からミルクを取り出して自分のカップにそそぐ。
「自宅でもコーヒーをよく飲んでいるので、自分で色々ブレンドしはじめたんです」
「へぇ、いい趣味だね」
嫌味のない言葉に嬉しくなる。
「基本的には甘いコーヒーが好きなんですけど、目覚まし用にブラックも毎日飲んでます」
「今度なにをブレンドしてるのか教えてよ」
「もちろんです」
美加からの質問に大翔は目を丸くしてまばたきを繰り返す。
「あぁ、そうか。あのブレンドをしていたのも羽川さんだったんだね」
納得したように言われて美加は頷く。
同一人物だという認識もされていなかったのは悲しいけれど、それも今日で終わりだ。
美加は冷蔵庫からミルクを取り出して自分のカップにそそぐ。
「自宅でもコーヒーをよく飲んでいるので、自分で色々ブレンドしはじめたんです」
「へぇ、いい趣味だね」
嫌味のない言葉に嬉しくなる。
「基本的には甘いコーヒーが好きなんですけど、目覚まし用にブラックも毎日飲んでます」
「今度なにをブレンドしてるのか教えてよ」
「もちろんです」