30歳まで✕✕だった私はどうやら魔法使いになったようです
本当はなにも見えていない、はったりだ。
「どれ?」
けれどすぐに大翔が確認してくれる。
急に近い距離に身を寄せてこられて、咄嗟に逃げてしまいそうになるが、グッと我慢した。
「こ、この奥です」
と、適当なことを言ってて適当に指をさす。
「え? どこ?」
大翔が更に質問してきたタイミングで美加は魔法を問いた。
その瞬間またコーヒーメーカーが動き始める。
突然動き始めたコーヒーメーカーに驚く大翔に対して、美加は少し多げさに拍手してみせた。
「さすが稲尾さん! なんでもできるんですね!」
「あ、あぁ……」
喜ぶ美加を前にして、大翔はずっと首を傾げていたのだった。
「どれ?」
けれどすぐに大翔が確認してくれる。
急に近い距離に身を寄せてこられて、咄嗟に逃げてしまいそうになるが、グッと我慢した。
「こ、この奥です」
と、適当なことを言ってて適当に指をさす。
「え? どこ?」
大翔が更に質問してきたタイミングで美加は魔法を問いた。
その瞬間またコーヒーメーカーが動き始める。
突然動き始めたコーヒーメーカーに驚く大翔に対して、美加は少し多げさに拍手してみせた。
「さすが稲尾さん! なんでもできるんですね!」
「あ、あぁ……」
喜ぶ美加を前にして、大翔はずっと首を傾げていたのだった。