ミステリアスな王太子は 花嫁候補の剣士令嬢を甘く攻め落とす【コルティア国物語Vol.1】
「お姉様、とっても綺麗!」
「ありがとう、リリアン」
ウエストを締め上げるコルセットに引きつりつつも、クリスティーナはにっこり笑ってみせる。
バタバタと準備が進み、父から話を聞いた七日後にクリスティーナは王宮へと向かうことになった。
母と妹のリリアンは急な話に驚き、寂しくなると肩を落としたが、自分は偽りの花嫁でいずれここに帰って来ると分かっているクリスティーナは、にこやかに二人を説得した。
「ずっと会えなくなる訳ではないわ。それに花嫁候補というだけで、王太子様に選ばれなかったらすぐに帰って来るわよ」
「そうなのね!それなら良かった」
ん?と何か引っかかる気もしたが、クリスティーナは笑顔で頷いてみせた。
そして今日、クリスティーナはまるで別人のように着飾り、王宮からの遣いの馬車に乗って屋敷をあとにしたのだった。
「ありがとう、リリアン」
ウエストを締め上げるコルセットに引きつりつつも、クリスティーナはにっこり笑ってみせる。
バタバタと準備が進み、父から話を聞いた七日後にクリスティーナは王宮へと向かうことになった。
母と妹のリリアンは急な話に驚き、寂しくなると肩を落としたが、自分は偽りの花嫁でいずれここに帰って来ると分かっているクリスティーナは、にこやかに二人を説得した。
「ずっと会えなくなる訳ではないわ。それに花嫁候補というだけで、王太子様に選ばれなかったらすぐに帰って来るわよ」
「そうなのね!それなら良かった」
ん?と何か引っかかる気もしたが、クリスティーナは笑顔で頷いてみせた。
そして今日、クリスティーナはまるで別人のように着飾り、王宮からの遣いの馬車に乗って屋敷をあとにしたのだった。