スパダリ航海士は契約妻を一途に溺愛する。


 お蕎麦を食べた後、家には帰らずこれから生活する上で必要なものを買いに彼の運転でショッピングモールに向かった。
 

「百々芭ちゃん、今日買う日用品の確認なんだけど……お互いの部屋のカーテンと調理器具、食器、食器棚、バス用品にトイレットペーパー、掃除道具くらいでいいかな?」

「あ、はい。大丈夫だと思います」

「良かった。まぁ、なんか足らないなって思ったらまた買いにこよう」


 話をしていればすぐにショッピングモールに到着した。ショッピングモールの二階にある家具やインテリアの専門店で【ショールーム】に向かった。
 そこで自分たちのカーテンに食器棚やお皿、カトラリーなどやリビングに置くソファを見て周り選ぶ。


 ……うーん、高い。予算オーバーしそう。お金足りるかなぁ。



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