スパダリ航海士は契約妻を一途に溺愛する。



「お待たせしました、お伺いしますね」

「すみません。この、お茶漬けを四つと抹茶茶漬けを一つお願いします」

「はい、お茶漬け四つと抹茶茶漬け一つ。玉露がセットなのですが、お茶は食後でよろしいでしょうか?」

「あー、はい、大丈夫です。……だよな?」


 男性は皆に確認すると「食後でよろしくお願いします」と私に再度返事をしたので、確認をして厨房にまた戻ると菜摘に注文内容を告げた。

 私も厨房内に入って、トレーを五つ並べてからお茶漬けのお品書きが書かれているランチョンマットを敷いてお椀を乗せた。

 お椀の横に玄米のあられと昆布と山椒乃佃煮に漬物の入った小鉢を一つずつ乗せてからお椀にご飯を盛ってそこに大葉と金目鯛のお刺身を乗せた。
 四つに煎茶をかけて、一つには抹茶を点ててからかけて出来上がりだ。


「お待たせ致しました。お茶漬けセットと抹茶茶漬けです」


確認をしながら配膳をしたタイミングでお客様が来店したので接客に回った。









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