ブラッドレッドの繋がり
私の反応が想像通りだったのか、ケラケラ笑って
「その反応~。まぁじ新鮮。」
と、声のトーンで私をからかってる態度が伝わって益々自分の反応で悔しいのと恥ずかしいので何処もかしこも熱くなる。
「…………止めてよ。」
「いいじゃん。別に。可愛い可愛い十代って感じ。」
「まさ…政喜さんは何歳?」
「まーちゃんでいいよ。」
「…まーちゃんは何歳?」
「ピチピチの29歳でーす。」
「私だってピチピチの16歳だけど。」
13こも離れていることに特に驚きはなくて
まぁそれくらいだろと思っていた年齢差。
そんな会話をしながらあっという間の本家の玄関に着いて、まーちゃんがポケットから出した家の鍵をガチャガチャと金具音をたててドアを開ける。
「ここで待ってるか?部屋行って取ってくるけど。」
外にも負けずに真っ暗な広い玄関、靴を脱いで二階に上がろうとするまーちゃんが私に声をかけてくる。
「二階に部屋があるの?」
「ん、まぁ~元な?」
暗闇の階段をトントントンと音をたてて上っていくまーちゃんの姿が見えなくなる。
なんとなく急いで自分も靴を脱いで、まーちゃんの後を追った。
階段を昇ると少し広めの廊下にいくつかのドア。一番奥の部屋のドアが開いていてガサガサと音がする部屋に入る。