ブラッドレッドの繋がり



「…ねぇ…まーちゃんも好きでもない人とエッチ出来るの?」



「あぁ?」




暗闇の中、自分のベッドに座っている制服姿の13こも離れている私からそんな質問をされたことに驚きと同時に何かを察したのか、




「まぁ…ガキの頃って今が楽しければそれでいいって感じあるべ?まぁ…うん。」




大人なのに全然大した助言もフォローもしないまーちゃんの反応に
なんだか男ってこんなもんかと更に思い出して虚しくなる。



一瞬沈黙の中、カチンとジッポの音がやたらと響き渡る。タバコを吸うまーちゃんの吐く息の音とふわふわと漂う煙が私の周りを囲んだ気がした。








「あんま変な話しすんな。妹が汚されたような気がして面白くない。」


「妹じゃないじゃん。」


「まぁ…そうだな。同じ名字だけど。」


「え?そうなの?」


「は?そりゃそうだろ?親父たちが兄弟だもん。」




あぁそっかと当たり前の現実に、そしてタバコの煙の匂いがいきなり臭く感じてまった。


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