ブラッドレッドの繋がり


「で!?その後は!??」


土日が明けて、月曜日の学校での休み時間にミッチーが身を乗り出して聞いてくる。


「その後も何も…。結局その日は私とお母さん二人で家に帰って、次の日私行かなくて良いっていうから…。もうそれ以来何もないというか…。」

「その人の連絡先とかは?」

「…聞くタイミングなんて無かったよ。」

「え~でもいとこってさ~血が繋がってるわけじゃん?なんか、それって大丈夫なの??」

「あ、なんかこの前亡くなったお婆ちゃんとまーちゃんのお婆ちゃん実は違うみたいで、お爺ちゃんが再婚して私のお父さんが産まれたみたいで。」

「でもそれってお爺ちゃんが同じならやっぱり血が繋がってるじゃん。」

「…まぁ…そうだね。」



お父さんから聞いて、実は完全ないとこじゃない関係に一瞬舞い上がってしまったけど、

ミッチーの反応に

なんかやっぱり血が繋がっているのに好きになるとかおかしいのかなと不安になる。





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