まだあなたを愛してる〜離縁を望まれ家を出たはずなのに追いかけてきた夫がめちゃめちゃ溺愛してきます〜
「……正直に話すと、あのお茶は母から渡されたものだ。子供が出来ず悩んでいると一度話したんだ。そうしたら、手に入れてくれて……」
「そう、そうだったの? 知っていて私に飲ませたんじゃないの?」
「知っていて飲ませたって?」
どういう事? とジェイドは目を見開いている。
その答えはエマが話してくれた。
「ジェイド、そのお茶は避妊の効果のあるものだったそうよ」
「避妊? ……そんな」
一瞬にして彼の顔色が悪くなる。
「あなた、本当に何も知らなかったの?」
エマが尋ねると、ジェイドは首を縦にした。
「……待って、ローラはそれを、お茶の事をいつ知った?」
「ひと月ほど前、離縁を告げられた日に……」
ひと月も前と聞いたジェイドは信じられないと言わんばかりに首を横に振る。
「どうして……そんな……ローラ」
離縁の事も言わず、黙って避妊の効果のあるお茶を飲んでいた私に呆れ果てたのだろう。
そう思っていたけれど、彼の発した言葉は違うものだった。
「体は大丈夫なのか!?」
「え?」
「避妊の効果のある物なんて、毒のような物じゃないか! それを俺は知らなかったとはいえ君に飲ませて……なんてことを」
頭を抱え込み苦渋するジェイドに、ギルが優しく声を掛ける。
「本当に知らなかったようだね」
「そこまでする人たちだとは思っていなかった。……思いたくなかった」
うなだれたまま、ジェイドは二か月前にレイズ侯爵夫妻から、離縁をしクリスタと結婚をするようにと言われたのだと話した。
断ると言うと彼らは分かったとそれからは何も言ってはこなかった。
だが、何かと侯爵邸には呼び出されていた。
なぜかそこにクリスタがいたが彼女は侯爵夫人に会いに来ているだけで自分とは会話をすることもなかった、と言った。
――じゃあ、あのユリの香りは?
尋ねようと思ったけれど、彼の落胆ぶりに何も言えなくなった。
「そう、そうだったの? 知っていて私に飲ませたんじゃないの?」
「知っていて飲ませたって?」
どういう事? とジェイドは目を見開いている。
その答えはエマが話してくれた。
「ジェイド、そのお茶は避妊の効果のあるものだったそうよ」
「避妊? ……そんな」
一瞬にして彼の顔色が悪くなる。
「あなた、本当に何も知らなかったの?」
エマが尋ねると、ジェイドは首を縦にした。
「……待って、ローラはそれを、お茶の事をいつ知った?」
「ひと月ほど前、離縁を告げられた日に……」
ひと月も前と聞いたジェイドは信じられないと言わんばかりに首を横に振る。
「どうして……そんな……ローラ」
離縁の事も言わず、黙って避妊の効果のあるお茶を飲んでいた私に呆れ果てたのだろう。
そう思っていたけれど、彼の発した言葉は違うものだった。
「体は大丈夫なのか!?」
「え?」
「避妊の効果のある物なんて、毒のような物じゃないか! それを俺は知らなかったとはいえ君に飲ませて……なんてことを」
頭を抱え込み苦渋するジェイドに、ギルが優しく声を掛ける。
「本当に知らなかったようだね」
「そこまでする人たちだとは思っていなかった。……思いたくなかった」
うなだれたまま、ジェイドは二か月前にレイズ侯爵夫妻から、離縁をしクリスタと結婚をするようにと言われたのだと話した。
断ると言うと彼らは分かったとそれからは何も言ってはこなかった。
だが、何かと侯爵邸には呼び出されていた。
なぜかそこにクリスタがいたが彼女は侯爵夫人に会いに来ているだけで自分とは会話をすることもなかった、と言った。
――じゃあ、あのユリの香りは?
尋ねようと思ったけれど、彼の落胆ぶりに何も言えなくなった。