まだあなたを愛してる〜離縁を望まれ家を出たはずなのに追いかけてきた夫がめちゃめちゃ溺愛してきます〜
口づけているジェイドの手が、ショールの下に入りドレスの背に触れた。そこに並ぶボタンを片手で一つずつ外しはじめて。
――まさか、彼はドレスを脱がせるつもり?
それって、この場で私を抱くということ?
ここで?
――お願い、待って。
何とか唇を離し、身じろぎをして彼から体を逸らした。
「ジェイド待って」
既にドレスのボタンは半分以上外されてしまった。前を押さえていなければストンと落ちてしまいそう。私はドレスを両手で押さえ、彼を見上げた。
「どうして?」
艶めいた笑みを浮かべるジェイドは私の耳に唇を寄せ甘く囁く。
「愛しているんだろう?」
「だって、ここは」
「ローラ、場所なんて関係ない」
私の名前を囁きながら彼はそのまま続けようとする。
「ジェイド、お願い」
「お願い?」
いつもなら彼に流され意見などしない、出来ないけれど、今は言わなければ。
これまで何度も抱き合って来たからこそ分かる、分かってる。
――ジェイドはキスだけでは止まらない。
はじめての日からそうだった。
経験がなく何も知らなかった私はそれが普通だと思っていたけれど。
――まさか、彼はドレスを脱がせるつもり?
それって、この場で私を抱くということ?
ここで?
――お願い、待って。
何とか唇を離し、身じろぎをして彼から体を逸らした。
「ジェイド待って」
既にドレスのボタンは半分以上外されてしまった。前を押さえていなければストンと落ちてしまいそう。私はドレスを両手で押さえ、彼を見上げた。
「どうして?」
艶めいた笑みを浮かべるジェイドは私の耳に唇を寄せ甘く囁く。
「愛しているんだろう?」
「だって、ここは」
「ローラ、場所なんて関係ない」
私の名前を囁きながら彼はそのまま続けようとする。
「ジェイド、お願い」
「お願い?」
いつもなら彼に流され意見などしない、出来ないけれど、今は言わなければ。
これまで何度も抱き合って来たからこそ分かる、分かってる。
――ジェイドはキスだけでは止まらない。
はじめての日からそうだった。
経験がなく何も知らなかった私はそれが普通だと思っていたけれど。