まだあなたを愛してる〜離縁を望まれ家を出たはずなのに追いかけてきた夫がめちゃめちゃ溺愛してきます〜
「大丈夫、誰も見ていないよ、それにここは山の中だ。見ているのは月と星……ステラだけだ」と彼は囁く。
「ローラ」
首筋にキスを落としながら囁かれる甘い声に、私の体は小さく震えた。
このままここで……自然に見守られながら……?
愛し合っていればそれも当たり前の事なの?
瞬き目を開けば、青白く光る月とキラキラと輝く星が見える。
首筋を這う彼の唇がもたらす快楽に体を震わせ顔を逸らすと、ジッとこちらの様子を伺うステラが見えた。
金色の鬣が風になびいている。途端に私は冷静さを取り戻した。
――ダメ、私には無理。外で抱き合うなんてできない。
「ジェイド、ダメ!」
落ちそうになっているドレスを持ちながら、声を上げると、ジェイドがハッと目を見開いた。
その瞳はこれまでになくキラキラと輝いている。
「ローラ……今、分かった」
――分かった?
何を?
外は嫌だと言ったこと?
しかしなぜか、ジェイドは私の頭を抱き寄せるように激しく唇を重ねはじめた。
「んんっ……」
――どうして?
ちゃんと言ったのに。思いを口にしたのに。
普段から体を鍛えているジェイドに、私がどんなに抵抗しようと無理な事。
このままここで、私はあられもない姿をステラに見られてしまうのね……。諦めた私が目を閉じた瞬間。
ヒュッと風を切るような音が聞こえた。と同時に、修道院の私の部屋にあるベッドの上に落とされた。
「ローラ」
首筋にキスを落としながら囁かれる甘い声に、私の体は小さく震えた。
このままここで……自然に見守られながら……?
愛し合っていればそれも当たり前の事なの?
瞬き目を開けば、青白く光る月とキラキラと輝く星が見える。
首筋を這う彼の唇がもたらす快楽に体を震わせ顔を逸らすと、ジッとこちらの様子を伺うステラが見えた。
金色の鬣が風になびいている。途端に私は冷静さを取り戻した。
――ダメ、私には無理。外で抱き合うなんてできない。
「ジェイド、ダメ!」
落ちそうになっているドレスを持ちながら、声を上げると、ジェイドがハッと目を見開いた。
その瞳はこれまでになくキラキラと輝いている。
「ローラ……今、分かった」
――分かった?
何を?
外は嫌だと言ったこと?
しかしなぜか、ジェイドは私の頭を抱き寄せるように激しく唇を重ねはじめた。
「んんっ……」
――どうして?
ちゃんと言ったのに。思いを口にしたのに。
普段から体を鍛えているジェイドに、私がどんなに抵抗しようと無理な事。
このままここで、私はあられもない姿をステラに見られてしまうのね……。諦めた私が目を閉じた瞬間。
ヒュッと風を切るような音が聞こえた。と同時に、修道院の私の部屋にあるベッドの上に落とされた。