まどろみ3秒前
朝や翠のように、人が嫌いで、時間が嫌いで、何もかもどうでもよく見えて。
辛いこと、悲しいこと、世界が息苦しく感じることがあると、朝を、恨みます。
…ああ、また、朝が来るのか。
いつからかうっとうしくなってしまい、太陽が昇ることが、怖くなっている。そんなこと、よくあることだと思います。
死にたくなる時もある。大嫌いな世界が、嫌なほど目に映って、涙を流す夜もある。
だから翠は、眠りすぎる病気を、愛していました。
苦しい、悲しい瞬間、私は眠っていられる。
その時間は、何も感じなくていい。ただ、暗い深海のまどろみで1人、過ごすだけ。
喜びも楽しみ?そんなものはどうでもいい。感情を圧し殺して生きてさえいれば…
本当は、そんなこと、思ってませんでした。
どんなに息苦しい世界でも、彼女は、空を愛していました。空が、綺麗なんです。
死にたくないんです。皆、怖がりだから。
自分の意味を感じられなくなったら、自分を、見失ってしまったら。
生きる意味を探すでしょう。でも、「死にたくないから!」で、いいんですよ。
怖がりでも笑って繕ってばかりで、それでも前へ進もうとするあなたは、とても、かっこいいんですよ。
だから、どうか生きてほしい。
あなたは、溺れてなんかないから。
大丈夫、あなたの近くには、朝くんのような朝陽がいるんです。それが朝陽なのかは、それは、あなたの思うかどうかで変わります。
まだまだ書きたいことはありますが、それではそれでは、そろそろ終わろうと思います。
ありがとうございました!!!
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