千年愛
頼朝伝説
頼朝伝説…
それは岐阜県飛騨高山にある
「白兎(ハクト)の郷(サト)」に
千年前から伝わる伝説…
平安時代…
その白兎地方を治めていた豪族、
杜(モリ)氏が平安時代の中頃になると
覇権をめぐり本家と分家が争い始め、
一族は二つに分断された。
その後、平安末期になると
それぞれの家に若と姫が生まれた。
若の名前は悠で…
姫の名前は舞…。
自然の成り行きなのか二人は恋に落ちたが
それぞれの家の権力争いのために
若と姫はそれぞれの丘に立てられた
寺院に幽閉され
そのままそこで
一度も逢うことなく生涯を終えた。