千年愛
君の名は…


それから…二人の関係はぎくしゃくしてはいたが、繭子や貢がなんとか二人の誤解をおさめ…二人はまた一緒に暮らし始めた。



そして、それから3年になろうかとしていたレオの25の誕生日の日までは幸せな日々が続いていた。





アーサの葬儀が終わって一か月、俺は何もする気にならなかった。ほとんど外出することもなく、アーサとの想い出だけに縋る毎日だった。



俺がホストを始めてからというもの、二人の生活のパターンはまるで逆様だったが、それでもたまに過ごした二人の時間だけでも嬉しかった。



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