千年愛
俺の言葉を聞き蓉子さんは、おじさんに
「ほらね。」と言い
おじさんは、薪を割る手を休め俺に
「ほんじゃま…
こいつはあんた次第なんじゃけんど
母さんとも蓉子とも話したんじゃが、
もしあんたさえ良かったら、
この家でわしらと舞ちゃんと一緒に
暮らさんか」
おじさんの言葉は、僕の予想を
はるかにこえてて
嬉しくて、すぐに返事できなかった。
胸の奥から、温かいものを感じていた…。
それで…思わず下を向いた。