千年愛


俺の言葉を聞き蓉子さんは、おじさんに





「ほらね。」と言い






おじさんは、薪を割る手を休め俺に





「ほんじゃま…

こいつはあんた次第なんじゃけんど

母さんとも蓉子とも話したんじゃが、

もしあんたさえ良かったら、

この家でわしらと舞ちゃんと一緒に

暮らさんか」








おじさんの言葉は、僕の予想を

はるかにこえてて







嬉しくて、すぐに返事できなかった。



胸の奥から、温かいものを感じていた…。






それで…思わず下を向いた。






< 180 / 276 >

この作品をシェア

pagetop