千年愛
「わしが見つけた時はもうだいぶ進んどって
線路の上は危ないからと注意したんじゃが
無視して今度は線路の脇を歩き始めて…
それで…行ってしもうたよ。
何かあったんかの」
「ちょっと…あって…もしかすると
自殺しないとも限らないんです。
すいませんが…
この路線の列車に
連絡してもらえませんか
注意してもらえるように。
お願いします」
「分かった。すぐ連絡するでの」
「お願いします俺は後を追いますから」
そう言って俺は線路を走って追いかけた。
「あの…次の列車は何時ですか」
「次は…8:23じゃから後1時間位じゃ。」
「あと1時間…。」