千年愛


舞ちゃんの言葉に

思わず手が出てしまった。






気が付いた時には舞ちゃんの頬を

叩いてしまっていた。







「ごめん…。」






すると舞ちゃんは今まで

一度も見たことがないような形相で

俺を睨んだ。






しかしすぐに…

その目は涙でいっぱいになっていった。







「舞ちゃん…」






俺はしっかりと彼女を抱きしめた。





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