千年愛
悠若は牡山(オヤマ)に…そして
舞姫は姫山(キザン)に幽閉された。
1180年の暮れ…姫が幽閉されていた寺に
戦で敗走してきた源頼朝軍が逃げ込み
姫は頼朝に乱暴されてしまう。
1年後、姫は頼朝の子供を産み落とし
それが原因で姫は半狂乱となってしまい…
それから15年後……
記憶をなくしたまま
死んでいったのだと…。
そして流星が降る三日月の夜になると、
その若と姫は流星に乗って逢えると
言われている。
これが頼朝伝説で
その頼朝の忘れ形見の末裔(マツエイ)…
子孫がまだその地方にはいるらしく
誠しなかに伝説が語り継がれていた。
この頼朝伝説をめぐり…
アーサとレオ…
二人の恋が現代の世に蘇る。
「千年」の時を経て…「愛」は蘇る。