千年愛


「でも、今の君が舞ちゃんでも、

亜里沙でもどっちだっていい。




君は君なんだから。

君は世界に一人だから。





名前なんてただの符丁にすぎないよ。




俺の名前がもし『太郎』とかだったら

舞ちゃんは俺のこと嫌いになる」






「ううん…そんなことない。

太郎でもレオでもどっちでもいい。」





「だろ



一度離れてしまったけど、

こうやってまた会えて…

また恋して…好きになったんだ。




だから…




もう一度プロポーズしようと思って、

今日は結婚指輪を買いに行ってた。」






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