千年愛
全ての謎
翌朝…空が白み始めた頃、
俺は少しうとうととしてしまっていた。
その時…蓉子さんが慌てて
俺を起こしに来た。
「レオさんレオさん
起きてる大変」
「ど…どうしたんですか…
まさか…舞ちゃんが…」
「舞ちゃんが出て行ったのこれ」
ーーなぜ…
俺は寝起きからなのか…
何も考えられなかった。
そしてそんな俺を見ながら、
蓉子さんは一通の手紙を俺に渡した。
それには「レオへ」と見覚えのある
アーサの字で書かれていた。
恐る恐る手紙を開け読み始めた。