千年愛
その日からアタシは
部屋を出ることもなく
ずっと泣いていた。
レオに逢いたかった…
レオに助けて欲しかった…
レオにそばに居て欲しかった…
アタシには相談できる相手なんか
誰一人いなかった。
それなのに一番大切なレオさえも…
自分から遠ざけてしまった。
今更…虫のいい話だもんね。
突然…婚約者が消えて…
アタシ以上にレオも苦しいはずだから…
何度もレオの名前を呼んでは…
いつも泣きつかれては、いつの間にか眠ってた。
浅い…本当に浅い眠りの中で
アタシはのたうちまわっていた。
アタシ…このまま壊れていっちゃうの
そうなのレオ……