千年愛


そのアタシと同じ目をしている

彼から目が放せなくなっていた。






しばらく…

彼の瑠璃色の瞳を見つめていた。





アタシがエレベーターを降りたその時、

後ろからアタシを呼ぶ声。





中学の時からの腐れ縁の繭子(まゆこ)。





中学高校と6年間ずっと同じクラス

なのだから腐れ縁以外の

何物でもなかった。






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