千年愛
アタシはそれ以上繭子に
反論することはしなかった。
どれだけ反論しようとも
分かってもらえないこと位
分かっていたから。
それで1限目の英語の教室に
急いで入った。
しかしその先生はかなり
人気があるみたいで
開始間際に入った私達の席は
もうないように見えた。
運良く最前列の真ん中の席が
四つだけ空いていて私と繭子は
急いで席につく。
席につくとすぐに先生が入って来て、
授業が始まった。
初日だというのにいきなり
ヘビーな講義が始まるのだった。