好きって言わなくても分かるでしょ
第34話 図書室で待ち合わせ
梨花はいろんなことがありすぎて、
頭がパンクしそうだった。
心臓のドキドキが止まらなくなる。
恵麻から朔斗の話を聞いて耳を疑った。
いつもお供として一緒にいる広大が朔斗に
話をしてるのを聞いてしまった。
“付き合ってるんだろ”のセリフが恵麻の耳から
離れない。朔斗もまんざらじゃない様子。
それを確かめるために梨花は朔斗にラインを送った。
『部活が始まる前に図書室に来るべし』という
スタンプなしのコメントだ。
朔斗は帰りのHRが終わってすぐにスマホを見て確認する。すでに教室にいない梨花が気になった。
友人である恵麻と美貴は2人で話し合っていた。
朔斗は気になって、2人に話しかける。
「あ、あのさ。梨花ってどこに行ったかわかる?」
「え、ああ…ごめんね。気づかなかった。
トイレじゃないかな?」
恵麻が返答した。
美貴はこの後起きる出来事を梨花から
聞いていたため、ニコニコしていた。
「あ、そう。ありがとう。」
朔斗は、
もう図書室に行ったのだろうかと教室を出た。
「ねえねえ、美貴、
もう少しで2人ってさ…。」
「うん、だよね。
私も恵麻の考えていること想像できるよ。」
恵麻と美貴は向かいあって、お互いに指をさす。
まもなく、梨花と朔斗は両思いで
進展するんじゃないかと予想していた。
「あのさ、それって朔斗の話だろ?」
2人の後ろで声をかけたのは、広大だった。
その声にびっくりした恵麻は後退した。
「うわっ!!びっくりした。」
「俺は妖怪か?あ、背後霊か。」
後頭部に手を置いて、2人を見る。
「いやいや、急に声をかけられるから
びっくりするよ?」
「悪かったよ。
それより朔斗の話は?」
「話聞いてたの?
もう時間の問題ってことでしょ?」
「俺はもう始まってると思ってたけどさ。」
「え?うそ、そうなの?
ちょっと、美貴どうする?」
「どうするって、梨花に話聞くの
めっちゃ楽しみだよね!」
両手を握って興奮する2人。
2人の横で鼻で笑う広大。
「さてはて、どうなるでしょうかね。」
広大は、そう言いながら教室を出て行った。
その頃の図書室では、心臓の高鳴りを抑えようと
分厚すぎる読んだこともない本をペラペラと
めくってごまかしていた梨花がいた。
だんだんと朔斗が梨花が待つ図書室に
近づいている。
この瞬間が長く感じる梨花と朔斗だった。
頭がパンクしそうだった。
心臓のドキドキが止まらなくなる。
恵麻から朔斗の話を聞いて耳を疑った。
いつもお供として一緒にいる広大が朔斗に
話をしてるのを聞いてしまった。
“付き合ってるんだろ”のセリフが恵麻の耳から
離れない。朔斗もまんざらじゃない様子。
それを確かめるために梨花は朔斗にラインを送った。
『部活が始まる前に図書室に来るべし』という
スタンプなしのコメントだ。
朔斗は帰りのHRが終わってすぐにスマホを見て確認する。すでに教室にいない梨花が気になった。
友人である恵麻と美貴は2人で話し合っていた。
朔斗は気になって、2人に話しかける。
「あ、あのさ。梨花ってどこに行ったかわかる?」
「え、ああ…ごめんね。気づかなかった。
トイレじゃないかな?」
恵麻が返答した。
美貴はこの後起きる出来事を梨花から
聞いていたため、ニコニコしていた。
「あ、そう。ありがとう。」
朔斗は、
もう図書室に行ったのだろうかと教室を出た。
「ねえねえ、美貴、
もう少しで2人ってさ…。」
「うん、だよね。
私も恵麻の考えていること想像できるよ。」
恵麻と美貴は向かいあって、お互いに指をさす。
まもなく、梨花と朔斗は両思いで
進展するんじゃないかと予想していた。
「あのさ、それって朔斗の話だろ?」
2人の後ろで声をかけたのは、広大だった。
その声にびっくりした恵麻は後退した。
「うわっ!!びっくりした。」
「俺は妖怪か?あ、背後霊か。」
後頭部に手を置いて、2人を見る。
「いやいや、急に声をかけられるから
びっくりするよ?」
「悪かったよ。
それより朔斗の話は?」
「話聞いてたの?
もう時間の問題ってことでしょ?」
「俺はもう始まってると思ってたけどさ。」
「え?うそ、そうなの?
ちょっと、美貴どうする?」
「どうするって、梨花に話聞くの
めっちゃ楽しみだよね!」
両手を握って興奮する2人。
2人の横で鼻で笑う広大。
「さてはて、どうなるでしょうかね。」
広大は、そう言いながら教室を出て行った。
その頃の図書室では、心臓の高鳴りを抑えようと
分厚すぎる読んだこともない本をペラペラと
めくってごまかしていた梨花がいた。
だんだんと朔斗が梨花が待つ図書室に
近づいている。
この瞬間が長く感じる梨花と朔斗だった。