きみの色
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ザザーーーン。
潮の匂い、暑い太陽、白い砂浜。
目の前には広大な地平線。
私は今、浜辺にいる。
昨日の言葉通り、本当にみんなで海でBBQをすることに。
浜辺にパラソルやBBQの準備を進める由井くんたちを後ろに、私は目を輝かせていた。
青い青い海。
水面に太陽の光が反射して、キラキラして眩しい。
「よし!遊ぶわよ!」と、すでに水着に着替えた蘭子さんが準備を終え浮き輪を片手に海へと走り出す。
続いて由井くんがTシャツを脱ぎ、鍛え抜かれた身体を顕にし、蘭子さんの後を追うようにして海へ走った。
「あの兄弟仲良すぎますねー」と、遠くを見るような目で肉焼き係のあさひくんがツッコむ。
確かに、2人揃ってあのはしゃぎ様だ。
2人はアウトドアが大好きなんだな。
「葉月さんたちも遠慮なく行ってきてくださいね!オレ、肉は俺に任せてくださいっ!」
あさひくんがピースして笑った。
昨日蘭子さんに選んでもらった極めてシンプルな白色のビキニ。
流石にそれだけだと恥ずかしいのでショートパンツを上から履いている。
だけどやっぱりお腹の辺りがスースーしてすこし恥ずかしい。