きみの色
キラキラ、キラキラ。
夕日に照らされて光る波。
オレンジ色に染まった空。
私たちはその名のキャンペーン通りに、思いっきり遊んで、思いっきり笑って、思いっきり夏を楽しんだ。
そして、こんな楽しい日々がいつまでも続けばいいのに、と私は心の中で願う。
けれども、私を見守っている神様はそう甘くはなかった。
この時の私はまだ何も知らない。
これから何が起きるかも知らないまま、ただ目の前の日々を幸せに、そして楽しく過ごしていたのだった。