先日、芸能界を引退した推しが殺し屋になっていました
「へっ?」

「ベッドに寝かしたら、俺にしがみついて離れなかったから…」

え…。

それでキセキ様…

一晩中私と一緒にいて下さったってこと…??

「…ぐすんっ」

思わず涙が零れた。

ちょっとだけ…ほんのちょっとだけ推しとヤッ…、、というか…、なんか…あったんだとしたら……それは最高の極みだけど…。

でも…、一晩中寄り添って下さっていたなんて…!!!

その事実もかなり嬉しくて…っ、

涙が…ぁあああ…っ。

「ぐすん…っ、」

あぁ。このすんばらしい世界に……

KP(乾杯)​───────…

「おい、白目剥いてるけど大丈夫かよ…」

「はっ! 私としたことが…! 推しに白目を剥くなど無礼にも程がありますよね…! 申し訳ござる!」

ひゃっ…、また焦って語尾がおかしく…っっ。

先祖代々続く忍者の後継者的な人間だと思われてないかなぁああああ!?

「ぷっ、お前、時々出るそのござる、ってなんだよ…あはは」

またっ…、笑って下さってるー!

歓喜…!

今宵…祝福の(うたげ)を開催したい所存でございます。
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