先日、芸能界を引退した推しが殺し屋になっていました
あっ、ゆっくりキセキ様のお顔が私の唇に近づいてくる───────…
食べられる準備を整え、目をつぶったけど唇には特に何も触れず、代わりに耳たぶに軽く吐息が当たった。
「あぁいうの…、気軽に言わない方がいいぞ?」
「へ?」
落とされたキセキ様の声に全身がカチッ、と硬直する。
「男ならすぐその気になって────」
……違う。
……………違うもん。
私は……、私は……っ、、、
たまらず言い返してしまった。
「キセキ様にしか言いませんもん!」
自分でもびっくりするぐらい大きな声が出てしまって動揺する。
でも……っ、誰にでも言ってる訳じゃないもん…。
昨日、ホストクラブ連れてかれそうになった時、体で…とか言われてやだったもん…!
「襲われたいと思うのも、食べられたいと思うのも、この世にキセキ様しかいませんもん!」
ポタ、と涙が頬を伝ってベッドのシーツの上に落ちた。
「キセキ様が他の女の子抱いてるの想像しただけでも嫌ですもん……っ!!だって私…! 同担拒否ですよ…!? ぐすんっ、そんなの……っ、耐えられない…っ」
「あぁ、ちょっと……、これから学校行くんだからそんな泣くなよ!」
「わぁああああん……っ、、今までずっと……っ、いつかニュースでキセキ様の結婚報道が流れるんだ、って思ったら夜も眠れなくて…ぇええ……っ、、、わあああああん……っ」
食べられる準備を整え、目をつぶったけど唇には特に何も触れず、代わりに耳たぶに軽く吐息が当たった。
「あぁいうの…、気軽に言わない方がいいぞ?」
「へ?」
落とされたキセキ様の声に全身がカチッ、と硬直する。
「男ならすぐその気になって────」
……違う。
……………違うもん。
私は……、私は……っ、、、
たまらず言い返してしまった。
「キセキ様にしか言いませんもん!」
自分でもびっくりするぐらい大きな声が出てしまって動揺する。
でも……っ、誰にでも言ってる訳じゃないもん…。
昨日、ホストクラブ連れてかれそうになった時、体で…とか言われてやだったもん…!
「襲われたいと思うのも、食べられたいと思うのも、この世にキセキ様しかいませんもん!」
ポタ、と涙が頬を伝ってベッドのシーツの上に落ちた。
「キセキ様が他の女の子抱いてるの想像しただけでも嫌ですもん……っ!!だって私…! 同担拒否ですよ…!? ぐすんっ、そんなの……っ、耐えられない…っ」
「あぁ、ちょっと……、これから学校行くんだからそんな泣くなよ!」
「わぁああああん……っ、、今までずっと……っ、いつかニュースでキセキ様の結婚報道が流れるんだ、って思ったら夜も眠れなくて…ぇええ……っ、、、わあああああん……っ」