クールな御曹司は強気な彼女を逃さない〜続編〜
純平は目を細め、微笑む。
そして、私の頭の下から自分の腕を引き抜いた。
次に私の腕を伸ばして、私を腕枕にして、胸元に顔を埋めた。
ふふッ
純平、甘えてる。
私も純平を抱きしめた。
「俺。こうして、朝を迎えるたびに、
麗と暮らしたいって
ずっと思ってたんだ」
「え?私もだった」
「もう。我慢しなくていいんだよな?」
そう言って、胸元から私を見上げた。
か、かわいい。
目がキュルキュルしてる!!
「うん。私も、もう我慢したくない。
早く、毎日を純平と一緒に迎えたい」
純平のおでこにキスをする。
「よかった。
最初から、変な我慢なんてしなければ
よかったんだな。
ごめんな。麗」
そう言って、純平は硬く目を瞑り、
また胸元に顔を埋めた。
私はそっと純平の頭を撫でる。
何だろ。
このなんとも言えない、満足感は。
「純平。私も昨日はごめんね。」
「麗は、何も悪くない」
そう言って、顔を上げてキスをくれた。