クールな御曹司は強気な彼女を逃さない〜続編〜

純平は、私がウキウキしながら準備しているのを見ながら楽しそうにしていた。

鏡越しに目が合う度、ニコニコしていた。

「麗。今日も綺麗だ」

純平も、ビシッとブラックスーツを見に纏い、モデルさながらの佇まいで、私をエスコートする。

これが自分の夫だと思うと、なんだかむずがゆい。


そして、本場のフレンチを思う存分に堪能した。
ワインも最高だった。

値段は、驚いて死にたくないので聞かない事にする。


部屋に戻るなり、
純平は急にお姫様抱っこをして
ソファーまで連れていく。

「純平!?」


「脚、痛いんだろ?」

バレてたか。
実は、今日はたくさん歩いて
ヒールが合わなかったのか靴擦れしてしまって、
食事も終わって部屋に戻った頃には
痛くて歩きたくなくなってしまっていた。
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